
かつてプレミアムメイド(※)としてお屋敷に立ち、7年半にわたり多くのご主人様・お嬢様をお給仕してきたKさん。メイド卒業後は、ダンス講師を経てメイドプロデュース課へ転身。現在は新人メイドの育成とサポートを一手に担っています。そんな彼女が「あっとほぉーむカフェ」の伝統と世界観を守り続ける情熱に迫ります。
※プレミアムメイド: 在籍するメイド700名中、20名のみ存在する、高い人気とおもてなしスキルを持つメイドのこと。
メイドとしての一歩を踏み出す「新人メイド」を全面サポート!

――インフィニアでは現在、どのような部署でどんな仕事を担当されているのでしょうか?
あっとほぉーむカフェ事業部 コンテンツ制作部 メイドプロデュース課に所属しています。おおまかに説明すると、あっとほぉーむカフェで働くメイドたちのサポート全般を担う課です。
メンバーは同年代の女性が多く、私を含めて元メイドが3名、現役メイドと社員の兼任が1名、そして課長は芸能プロダクション出身の方です。全員があっとほぉーむカフェやプロデュース業務に関して深い知見を持っており、とっても頼もしいです!
――チームの中でKさんはどのような業務を任されているのですか?
私は主に、「新人メイド」と呼ばれる、入店から「見習いメイド」になるまでの間のメイドの育成・サポート全般を担当しています。
あっとほぉーむカフェのメイドには6段階の階級(新人メイド/見習いメイド/正メイド/プレミアムメイド/スーパープレミアムメイド/レジェンドメイド)があり、階級や制服が変わることは、メイドたちの大きなモチベーションになっています!
私が担当する「新人メイド」から「見習いメイド」に昇格するためには、初お給仕(勤務)から6ヵ月以上経過し、弊社独自の「メイド検定」3級に合格するという条件があります。
この合格までの期間に、オリエンテーションやメイド名の決定、SNS講習会、面談など様々な過程があり、彼女たちが「見習いメイド」になるまでのあらゆる過程を多岐にわたってサポートしています。
あっとほぉーむカフェのメイドになった全員が経験する「新人メイド」の担当は、責任重大ですが、その分やり甲斐も大きいです!
「新人メイド」は、あっとほぉーむカフェのメイドとしての誇りと世界観を学び、身につける大切な期間

――新人メイドにとって節目となる体験や、あっとほぉーむカフェの独自の取り組みがあれば教えてください。
一番最初の大きな節目は、やはりオリエンテーションの日ですね。緊張した面持ちの中にも、これから始まるメイドとしての日々への期待や意欲が感じられ、その初々しい表情がとても微笑ましいです 。
一般的な企業と同じような入社説明もしますが、特に彼女たちの胸に残るのが、自分だけの名前とともに、メイドとしての自分が誕生する瞬間だと思います。どのようなプロセスで名前が決まるのか、詳細は非公開ですが、普段の自分から、あっとほぉーむカフェのメイドへと切り替わるスイッチを手に入れる、まさに原点と言える象徴的な出来事です。
――お屋敷(店舗)に立ってからは、どんなサポートをするんでしょうか?
初お給仕(勤務)の日は、ロッカーの使い方や着替えなどの基本的な手順を教えます。みんなとても緊張しているので、メイド時代の経験も交えたトークなどをして安心させてあげることも大切な仕事のひとつです。
最後に、専門スタッフによるはじめての「魔法(ヘアメイク)」の案内をして、SNS用の写真を撮影するところまでが初お給仕日の業務です。メイド服を身にまとい、ヘアメイクの魔法をかけられた時、メイドたちは普通の「女の子」から「メイド」に変身します。
また、弊社独自の「メイド検定」3級の筆記・実技試験の監督や、受験までのサポートも担当しています。これは、マニュアルの理解や世界観の遵守ができているか確認するためのもので、入店から6ヵ月以内に受験してもらいます。詳しい試験内容は非公開ですが、みんな一生懸命勉強して臨んでくれます!
このような検定制度はアルバイトとしては少し厳しく感じられるかもしれませんが、このプロセスを踏むことで、単なる飲食店スタッフではなく“あっとほぉーむカフェのメイド”としての誇りや世界観が身につき、先輩たちへの尊敬の念も生まれます。これからも継承していきたい、「あっとほぉーむカフェ」の大切なアイデンティティだと感じています。
ライフステージが変わっても、変わらぬ「あっとほぉーむカフェ」への情熱

――現在は育児と両立されているようですが、正直すごく大変じゃないですか?
出産以前と比べると、やっぱり大変……ですね(笑)でも、私自身が100%仕事にも子どもにも向き合えているのは、間違いなくインフィニアの環境のおかげ。子育て世代にもすごく優しい職場なんです。
ワーママあるあるの「急に休むと嫌な顔をされる」という不安。ここではそれが一切なく、「肩身が狭い」とは無縁のチームワークで働いています。
チーム内にママが多いので「困ったときはお互い様」が当たり前。在宅勤務の活用はもちろん、オリエンテーション等の出社必須業務は必ず2名体制にするなど、個人に負担が集中しない仕組みもしっかり作られています。
2008年にメイドとして入社し、プレミアムメイド、ダンス講師を経て正社員になり、プライベートでは2児の母にもなりました。立場やライフステージが変わっても「この場所が好き」という気持ちが変わらず、情熱を燃やし続けられるのは、こうして寄り添ってくれる会社と仲間がいるからだと実感しています。
――あっとほぉーむカフェや会社に対する強い情熱が、すごく伝わってきます!
そうなんです。あっとほぉーむカフェが本当に大好きなので、子育てがひと段落したら働くペースや時間を変えて、これからもずっと長く働き続けたいと思っています。
元々責任感が強く、何事も中途半端にはしたくない性格なのですが、「人」と深く向き合うこの仕事では、その気質がとても良い方向に活かせていると感じており、会社だけでなくこのポジションにも情熱がありますね。
――責任感が強いからこそ、人をサポートすることに強い「情熱」を持てるのかもしれませんね。
そうかもしれません。入店時からずっと成長を見守っているので、メイドたちの“その後”の姿を目にしたときは、本当に感慨深い気持ちになります。自分が新人時代から関わってきた子が「プレミアムメイド」に昇格したり、お屋敷を飛び出してグループ活動で活躍したりする中で、「人生が変わりました」と言ってもらえることもあったりして。大きな責任を感じると同時に、それが一番のやりがいとなっています。
――責任感の他に、大切にしているマインドはありますか?
『繋いでいく』ことです。創業から22年の歴史の中で生まれ、受け継いできたルールや世界観の継承は、メイドを縛るものではなく、あっとほぉーむカフェの魅力を最大限に引き出したり、メイド達を危険から守る防護壁だと思っています。
勤務歴が長いメイドが多かったり、一度は離れたキャストが「やっぱりここが一番」と戻ってきてくれることが多いのは、ここにも理由があると感じています。時代に合わせて進化をしながらも、これまで築かれた大切なものを次の世代へ引き継ぐ。そのバトンとなることが、私の責務であり『情熱』の源です。