
20年以上エンタメ業界で活躍し、現在はアライアンス部長としてチームを牽引するFさん。 「営業って、例えるなら究極の人間関係だと思うんです」と語るFさん。
20年以上のキャリアの中で、彼がどこにいても自然体でも共存できる理由とは。その哲学に迫ります。
インフィニアの新しい可能性の仕掛人

――インフィニアではどんな仕事を担当していますか?
私の役割は、インフィニアの魅力を外の世界へ広げ、形にする仕事だと考えています!私たちはサービス(あっとほぉーむカフェ)の魅力を武器に新しいステージを創り出す役割。大きく分けると、以下の2つの軸で動いています。
1. アライアンス・プレイヤーとしての開拓
メインは外部イベントや出張お給仕といった、新しい仕事の機会を模索する営業活動です。案件を獲得するだけでなく、イベントの企画・立案・運営まで一貫してプロデュースします。
最近ではあっとほぉーむカフェ関連楽曲のサブスクリプション解禁など、これまでの枠に捉われない新しい収益の柱や、ファンとの接点づくりにも力を入れています。「次は何を仕掛けようか?」と常にアンテナを張っています。
2. チームの体温を上げるマネジメント
個々のプレイヤーが最大限の力を発揮できるよう、対面でのコミュニケーションを何より大切にしています。
例えば、各部員との面談は希望に応じて都度実施していますし、少なくても月1では必ずじっくり話します。 部会は隔週で実施する等、定期的な対話の場を設け、進捗だけでなく個人のコンディションも確認します。
チャットツールでの連絡が増えがちな時代だからこそ、直接顔を合わせて話を聞くようにしています。メンバーによっては、ちょい飲みをしながらリラックスした雰囲気で本音を汲み取ることも。オンラインで完結させず、顔を突き合わせて温度感を共有することが、強いチーム作りの秘訣だと考えています。
ミュージックビデオ制作から営業へ。 「外の世界」で見つけた自分の適性

――これまでのキャリアについて教えてください。
経営学部を卒業後、新卒でスペースシャワーの子会社であるSEPに入社しました。もともと映像や音楽が大好きで、ミュージックビデオの制作の仕事をしていました。
ただ、制作の仕事はどちらかというと内にこもる作業が多くて少し窮屈に感じてしまったんですね。もっと外に出て、アクティブに動きたい!と、3年目に異動希望を出して親会社のスペースシャワーへ。そこで配属されたのが営業でした。
――制作から営業への転身。戸惑いはありませんでしたか?
スペースシャワーへの異動希望は出しましたが、営業を志望していたわけではなかったんです(笑)でも、いざやってみると「あ、これ向いてるな」と。
性格的にも、学生時代は漫才やバンドをやっていたり、目立つことが好きな関西人なので(笑)表に立つ人を支えるエンタメの裏方に憧れつつも、自分自身が人と関わるエネルギーを持っていた。営業はまさに、その両方を満たせる場所だったんです。そこから気づけば20年、ずっと営業畑を歩んでいます。
――20年間の営業人生で、大切にしていることは何でしょうか。
新人の頃、当時の先輩に言われた「お客さんと友達になれ!」という言葉が今でも私の核になっています。
商品を売り込みに来た営業として相手に接するのではなく、一人の人間として信頼関係を築く。すると「取引先」「お客様」ではなく「友達」のようなかけがえのない存在にいつのまにか変わるんです。こうしてできた関係は、時間の経過で褪せることなく、何年経っても助け合いながら、一緒に仕事をしています。
インフィニアのサービスは、これまで扱ってきた商材とは全く違いますが、今まで関わってきたクライアント・お客様はみんな前向きに話を聞いてくれます。そんな関係を築けたことが、私の一番の財産ですね。
お互いの目的を追及!数字は「人の気持ち」のその先にだけ存在する。
――Fさんにとっての「仕事の哲学」を教えてください。
「相手と同じ目線に立ち、お互いが幸せになる形(共存)を追求すること」です。
営業なので、もちろん最終的には数字に繋げる必要があります。でも、一方的に搾取する関係は絶対に長続きしません。エンタメ業界では、「楽しい」「嬉しい」など、人のポジティブな気持ちを大切にすることが何よりも最優先だと考えてます。目先の利益よりも、長く大切にしたい関係性を優先する。それが結果的に、大きな仕事に繋がると信じています。
――具体的にはどんなことを意識しているんですか?
例えば、一方的にこちらの話をするのではなく、相手が何を求めているかを感じ取ることです。そのためには、自我を出しすぎないことも大切だと思っています。
営業というと、よく喋る人が向いているイメージがあると思いますが、私はそうは思っていません。逆に相手の話をよく聞いて理解する力とのバランスが大切だと考えます。
どこで働いていても「(今まで在籍した企業名)っぽくないね」と言われるのですが、それは私に強い色がないからかもしれません。会社の色に染まりすぎない一方で、個を主張しすぎない。どこにいても自然体でいることが、相手との信頼関係を築く鍵なのかもしれませんね。
相手も自分も”楽しい”仕事をする!私が相手と同じ目線にこだわる理由。
――Fさんにとって、仕事をする上で「相手の気持ち」がいかに大切か伝わってきました。
そうですね。私にとって、関わる人たち全員が笑顔であることが「良い仕事をした」と思える絶対条件なんです。ここでいう“相手”とは、クライアントやエンドユーザーはもちろん、一緒に走る社内のメンバーも含みます。
エンターテインメントを扱っている以上、やっぱり「楽しい」という感情が一番の原動力。相手の「楽しい」が自分の「楽しい」に伝播して、それがまた次へのエネルギーになる。だからこそ、みんなが心から楽しめているか常に意識しています。
例えば、女性向けのイベントではじめていらっしゃったお客様が涙を流して喜んでくださったり、その光景を見てクライアントが笑顔になったり。あるいは、頑張った部下の成果が会社に正当に評価されたり……。そんな瞬間に立ち会えた時に「この仕事をしていて良かった」と心から思えるんです。みんなが笑顔になる空間や場面を多く作ることが、私の仕事だと思っています。