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【 22周年特別企画 】「あっとほぉーむカフェを語ろう」 ~レジェンドメイドhitomi × インフィニア(株)代表取締役社長 深沢 孝樹 特別対談~(第1回)

秋葉原ドン・キホーテの一角(約7坪・スタンディング)から始まった”ご帰宅”の場所は、どのように広がっていったのか。 本企画では、オープンまもなくから携わっている2人にあっとほぉーむカフェのお屋敷(店舗)に関して、当時を振り返りながらお話をしてもらいました。第1回では、ドンキ店の誕生から個性豊かな本店の各階をご紹介します。

01

あっとほぉーむカフェ誕生!
~秋葉原のドン・キホーテの「たった7坪のテーマパーク」~

あっとほぉーむカフェの原点となったドンキ店。オープン当初は椅子がなく、スタンディング形式で営業していました。

hitomi: 当時ドンキがオープンした時に、あっとほぉーむカフェも一緒にオープンしたんですよね。同じ階には、ゲームセンターしか入っていなくて…。

深沢: 俺はそのころまだいなかったけど、最初スタンディングだったんだよね?

hitomi: ですです!スタンディングでしかもキャッシュオンでした。

深沢: リビングとか丸テーブルどころか椅子もなかったんだもんね。今思うと考えられないよね。

hitomi: 本当ですね。椅子はご主人様からの要望もあって割とすぐ入りましたけど。 今より全然狭かったですし。

深沢: hitomiは、オリジナルじゃないピンクの制服って着てたの?

hitomi: 着てないです!ちょうど、私が入るタイミングで制服ができたので、オリジナルを着用していました。

4時間待ちになることもあった当時のドンキ店。その人気が、本店7階の誕生へとつながりました。

深沢: 当時はチェキ以外にプリクラもあったよね。

hitomi: そうそう!懐かしい!!プリクラご主人様に人気でしたよね。 ご主人様、hitomiにもくれたので、自分のプリ帳に貼ったりしてましたもん(笑)

深沢: 懐かしいね。なんか時代を感じる。

hitomi: ほんとですよー。そしてドンキは手作り感めっちゃありましたよね。 メニューも、飾りつけも、制服もすべてメイドが考えて、なんでもメイドがデザインしていた気がする。メイドが月替わり・週替わりで、完全オリジナルのメイドドリンク作ったりもしてたし。楽しかったなー。

22周年を迎えた現在のあっとほぉーむカフェドンキ店。

深沢: 確かに最初は手作り感が大きかったよね。「文化祭みたいなことを本気で大人がやり始めてビックリした」ってもふくちゃんに言われたことある(笑) 当時あっとほぉーむカフェは、オリジナルBGMを作りたいって言って、メイド×アイドル=メイドルって世界観でユニットまで作っちゃうんだもんな。しかもつんく♂さんに楽曲をお願いして。そんな時代背景もありつつ完メドすごい人気だったよね。

hitomi: 完メドも人気でしたけど、とにかくアキバに人がたくさんいましたね。 メイドがイベントやっているとすごい人が集まって。結構最初からテレビとか出させて頂いていたんですけど、その効果もあってか普通に当時でも4時間待ちとかでしたよ。  ※当時の席数は40席強

深沢: それで本店(7階)作ったってことだよね。っていうか、4時間待ちってよくそんなに並べたね!(笑)

hitomi: 当時、うちともう一つくらいしかテナントがなくてスペースが余ってたので、そこにずらーって並んでもらっていましたね。

深沢: 今じゃ考えられないね(笑)

本店へと広がった“ご帰宅”の世界。個性豊かなフロアが次々に誕生!

02

本店の歴史の始まりとなった7階。オープン当初はショップカードを配りながら、少しずつその存在を広めていきました。

“本店”の歴史はここから。7階がオープン!

深沢: 完メドが人気のころって、7階ってもうあったっけ?

hitomi: 完メドの追加オーディションがあって、さらちゃんが7階所属になりましたね。私も同じタイミングでドンキ所属から移籍で7階になったんですよ。

深沢: そうか!懐かしい!!

hitomi: 同じタイミングで、のんちゃんとあやちゃんも加入したんですよね。 のんちゃんはドンキで、あやちゃんは……ごめん!覚えてない!!(笑)

hitomi: ”本店”といっても、やっぱり初めての方はわかりやすいドンキ店に並んでしまうので、ドンキ店でショップカードを渡して本店まで誘導してましたね。

テナントではなく、独立した一つの店舗として誕生した本店7階。大切に築かれた世界観は、現在の店舗にも受け継がれています。

深沢: 待って!それ作ったの多分俺!!!! マップに黄色い星とか立てて、、そうそう!!僕がイラレで作りました。SNSもGoogleマップもない時代だもんね。

hitomi: エモすぎ!!(爆笑)

hitomi: ドンキ店はやっぱり商業ビルのテナントってイメージが強いから、そうじゃないあっとほぉーむカフェだけの店舗を作りたいって希望で7階が生まれたんですよね。MIHAさんが言ってたの覚えてます。

深沢: 確かに。あと2番目にできたけど本店っていうのも、当時のオーナーが名前にこだわってたんだよなぁ。ドンキ店の方がキャッチーだし、入りやすいから、負けないように7階は本店にしようってなった。

hitomi: 今にも繋がりますけど、世界観とかこだわりって最初に作った人からみんな受け継いでますよね。

本店7階の待合スペースから、3店舗目の「本店下店」へ。現在の本店6階へとつながる、個性豊かな店舗づくりの始まりとなりました。

あっとほぉーむカフェ3店目は『本店下店』!!
ネーミングセンスが話題の店舗は、アイドル養成所!?

hitomi: 6階は最初『本店下店』って名前でしたよね。元々あっとほぉーむカフェに入るのを待つご主人様・お嬢様専用のロビー(待合室)でした。

深沢: この頃から、あっとほぉーむカフェのネーミングセンスが話題になりだすよね(笑) ただ、これも「店舗に序列をつけたくない」っていうオーナーのこだわりだったんだよね。 あっとほぉーむカフェ2号店とかにすると、知らない人はやっぱり本店に行きたがるからって。だからどっちも本店にしちゃえってことで、当時の本店の下にあったから『本店下店』(笑)

hitomi: 斬新ですよね(笑)もしかしたら、『本店横店』とかあったかもですよね(←本気)

店長やメイドの個性が色濃く表れていた本店6階。(画像は現在の本店6階です)

深沢: でも今思うとさ、下店出来てから結構あっとほぉーむカフェのそれぞれの店舗の色が出始めたよね。

hitomi: 確かに!当時の店長同士が結構自分の店舗を一番にするじゃないけど、そういうので燃えてた気がする。なんかアイドルとか芸能の関係に行ったメイドも結構いましたよね。

深沢: そうだよね。でんぱ組になったねむ(夢眠ねむ)とかえいたそ(成瀬瑛美)とかそうだもんね。今思えば、当時の下店の店長は、演出とかのこだわりもすごかったしアイドル色強かったかも。偶然なのがどうなのかわからないけど英才教育受けてたのかもね(笑)

hitomi: 確かに!それまでは、制服の印象の差はあったけど、メイドそれぞれの個性の差はなかった気がしますね。でも、6階は結構強くあった。

深沢: 7階はしっかりしているメイドが多い印象だったよね。当時のメイドカフェの印象でびしっと仕切るメイドが多い感じ。

hitomi: 確かに、古き良きメイドカフェの感じありましたね。

03

新店舗が続々オープン!さらに広がる“ご帰宅”の場所。

カラフルなドットがキービジュアルのおもちゃ箱のようなPOPな店舗でした。

POPでカラフルな色使い。マット仕上げで元祖おもちゃ箱は4階でした。

深沢: 4階を作るときに初めて僕も立ち上げから施工に携わったんだよね。 施工会社の社長と一緒に、こんな内装がいいんじゃないかとか色々考えた。 めっちゃカラフルにした。

hitomi: ですよね!あのドットの!カラフルな丸いのかわいかった!

深沢: そうそう。カラフル4色の大きいドット。全体的にインパクトあって。 電球もトゲトゲついてたりとか。覚えてないか(笑)

hitomi: 覚えてない(笑)

深沢: かなり色を使ったんだよね。 今までとテイストを変えたいって思ってて。

リニューアルした現在の店舗はピンクとブルーが印象的なあっとほぉーむカフェらしい店舗で女子中高生や海外からの観光のお客様に大人気です。

深沢: あとキッチンとバックヤードの位置入れ替えて作ったの。  席数増やしたくて。でもキッチンの位置が悪くて…

hitomi: 当時妖精が呼べなーい!とかありましたよね(笑)

深沢: 懐かしいのがさ、4階にONE DIRECTIONが撮影に来たよね。

hitomi: そうそう!撮影とかも沢山やった思い出がある!

深沢: 4階作ってしばらくは、あっとほぉーむカフェは4店舗体制(プラス華)が長かったよね。リーマンショック、東日本大震災があって、この後コロナ禍もあったけど色々乗り越えてきたよね。

hitomi: 本当ですよね。

和風メイドカフェ「華」から生まれ変わった、本店5階。 ラグジュアリーな空間を彩るシャンデリアは、今ではあっとほぉーむカフェを象徴する存在のひとつ。その原点は、ここ本店5階にあります。

今やあっとほぉーむカフェのアイコンのひとつシャンデリアは本店5階から始まった。

深沢: インバウンドがかなり増えてたタイミングで、 、今までと異なったイメージの店舗を作ろうってなったんだよね。ラグジュアリーな感じにしたいと思って、お洒落な施工が得意な会社さんにお願いしました。

hitomi: 本店5店お洒落ですよね。当時メイド人気も凄かった。

深沢: 今までカラフルでPOPな印象だったからね。 シャンデリアもここから始まった感じ。天井もわざと黒くしてちょっと照明落としたりして。ソファーも入れたし。ここから、各店のリニューアルが始まるんだけど、導線的にはレジが奥に入るのも5階が最初。

黒い天井やソファ席、向かい合って座れるテーブル席など、さまざまな空間づくりに挑戦した本店5階。そのアイデアは、現在の店舗にもつながっています。

hitomi: たしかに!外にあった!!

深沢: あとソファー席作って向かい合って座れるようにしたのは5階が最初。 あのソファーの場所って昔はチェキのお絵描き台だった。 メイドは、壁に向かってお絵描きしてたよね。

hitomi: ありましたねーーーー!!! あれ、何気に緊張するんですよ!

深沢: そう考えると5階って、色々チャレンジした店舗なんだよね。 ステージもロゴを入れてよりあっとほぉーむカフェのステージっぽくしたし。  5階で挑戦したことが今に生きてるよね。今の店舗に繋がっている感じ。

オフィスだった場所を改装して誕生した本店3階。コンパクトながら、落ち着いて“ご帰宅”を楽しめる店舗として親しまれています。

6店舗目はオフィスからあっとほぉーむカフェに。 少し狭いけどまったりできると評判の本店3階。

深沢: 3階には最初、オフィスがあったんだよね。 社員が増えて手狭になって移転することになったから、3階は店舗に。

hitomi: 事務所でしたよね!

深沢: 5階ができてそんなに経っていないころで、当時5階の内装の評判が良かったから、3階の内装は同じ感じにしてもらったんだよね。

hitomi: 似てますもんね。ちょっと暗くてラグジュアリーな感じとか。

深沢: ただ3階は他の店舗に比べて(5階と比べても)面積が狭いから同じような構造には行かなくて今の形に落ち着いてます。

hitomi: コンパクトでかわいいですよね。意外とまったり落ち着けるとご主人様・お嬢様にも評判です。

お屋敷(店舗)について初めて語ってみて…

04

hitomi: お屋敷誕生の歴史の対談って面白かったですね。取材とかで自分たちの歴史とかは話してるけど。新鮮ですね。

深沢: なんだかんだ黎明期の話が一番面白いよね。立ち上がり時期のことって話してても面白い。

hitomi: 私は当時はずっと何かと戦ってましたね(笑) 敵を倒すとかではなくて、何でわかってくれないの?の戦いというか… 偏見も沢山あったし。自分を貫くためには戦うしかなくて。

深沢: それはこだわりとも言えるし、状況を良くしようという戦いでもあるね。

hitomi: そうですね。そこから比べると今はとっても平和です(笑) 今はみんなのあっとほぉーむカフェという想いが大きいから。

深沢: hitomiが思うことは、おもいっきりやったほうがいい。時には戦うことも必要。

hitomi: そうですね。頑張ります!!!

〜第2回へ続く〜

 

深沢 孝樹

インフィニア株式会社 代表取締役社長

1983年福島県いわき市生まれ。
2006年に「あっとほぉーむカフェ」(現インフィニア株式会社運営)の総務として入社。
以降、店長やイベント企画、タレントマネージャーなどの現場経験の後、あっとほぉーむカフェ事業部長などを経て、2012年に代表取締役に就任。 秋葉原であっとほぉーむカフェを約20年間運営し、メイドカフェをエンターテインメントビジネスとして確立した。 現在は秋葉原、大阪、名古屋にて700名のメイドが勤務する13店舗を経営。 現在の安心・安全・健全なメイドカフェの礎となる世界観やシステムを多数企画し、メイドカフェを観光地化させ、クールジャパンの文化に寄与。 NPO法人 秋葉原観光振興協会理事。

hitomi

あっとほぉーむカフェ レジェンドメイド(メイド歴22年)
インフィニア株式会社 チーフブランディングオフィサー

現在もレジェンドメイドとしてあっとほぉーむカフェで活躍する一方で、後進メイドの育成やメイドカフェカルチャーの普及に尽力。
海外のイベントなどにも精力的に参加(LA、台湾、オーストラリア、中国、タイ、シンガポールなど)しながら、 秋葉原観光親善大使として秋葉原の地域活性、魅力・文化発信にも尽力している。
著書に「たった7坪のテーマパーク」(KADOKAWA/2017年)や「叶えたい夢の見つけ方」(春陽堂書店/2020年)

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